エマニュエル・ベアール

1965年フランス・サントロペ生まれ

父親がミュージシャン、母親がモデルという家庭に生まれ、5歳の頃から
幼児モデルとしてメディアに登場。15歳のとき、映画と語学を学ぶため
カナダのモントリオールへ渡り、そこで映画「M★A★S★H」で有名な監督
ロバート・アルトマンと出会う。アルトマンの奨めで女優を志し、82年
母国フランスへ帰国後、本格的に演技を学ぶ。西洋人の想い描く天使そのものの
美しく愛らしい容姿は日ならずしてマスコミの注目を浴び、数々のテレビに出演するようになる。
83年、美少女をソフトフォーカスで撮って名声を得ていた写真家の
デビッド・ハミルトンが監督した「デビッド・ハミルトンの 妖精たちのプレリュード」で
映画デビュー(これは密かに見てみたいと思っている映画!)
86年、「愛と宿命の泉 PARTU/泉のマノン」でセザール助演女優賞を
受賞。この映画で世間に認知されるようになり、87年、米映画
「天使とデート」のフランスからやって来た天使役で世界的に注目を浴びる。
この映画のベアールはすごかった。英語が苦手なためか台詞らしい
台詞もなかったが、この世の人間とも思えない美しさ!後から思い出すと
ベアールしか記憶に残っていない映画なのだった。
大ブレークしてからはしばらくアイドル的な扱いを受けたが、本人は不満だったのか
90年頃から演技派としても活躍の場を広げ始める。
91年の「美しき諍い女」では全編ほとんど全裸という体当たり演技で世界中を驚かせた。
私生活ではフランス男優のダニエル・オートゥイユと長らく恋人関係にあり、一子をもうけるが
結婚はしていない。政治的な活動も積極的に参加し、
人権保護のデモに参加し、逮捕されたこともある。
2002年公開の映画「8人の女たち」ではカトリーヌ・ドヌーヴを始め豪華キャストの
ミュージカル風ミステリーでメイド役を演じ、ベルリン国際映画祭の
銀熊賞(最優秀芸術貢献賞)授与された。
最新情報によると、エマニュエル・ベアールがユニセフのフランス代表親善大使に
任命されたそうです。


これまで演じた役
(画像は紹介している映画と関係ありません)

1983 青い性/処女喪失

(旧タイトル「デビッド・ハミルトンの妖精たちのプレリュード」)
う〜ん、以前の方がまだマシなタイトルでは(^_^;)
ベアールは3人の美少女の一人として出演。すでに大胆なヌードを見せています。





1984 アンテルディ/禁じられた愛

日本未公開作品。「アメリ」のトトゥちゃんのように注目を浴びてから
発掘された作品か・・・
夜中のローカルテレビで放送されそうな映画ですね。
ベアールは恋人の子供を身ごもり、出産直後すぐに死んでしまう薄幸な役。


1985 優しく愛して

現在の恋人(一子をもうけるが結婚はしていない)ダニエル・オートゥイユと初共演。
ベアール初主演作にして初のコメディ。
ベアールは高級コールガールを演じている。
セザール賞ノミネート。





1986 愛と宿命の泉 PART II/泉のマノン

フランスで大ヒットした歴史大作。日本では過去にBSで放送しました。
またしてもダニエル・オートゥイユと共演。
ベアールはPARTTでジェラール・ドパルデュー演じる
障害を背負った男の娘役。PARTUは10年後が舞台となっているので
美しく成長した娘をベアールが演じている。


1987 天使とデート

ベアール、ハリウッドデビュー作品。
余命幾ばくもない青年を天国へ迎えにやって来た天使役。この映画の
ベアールはまさに天使!当時ブレイクしていたフィービー・ケイツが
いたのか?と思わせるほどベアールの存在感は演技よりも何よりも
全てを圧倒!ポコっと出てきて大爆発、気がついたらベアール
だけが残っていた・・そんな映画です(^_^;)






1988 エレベーターを降りて左

大ブレイクしたベアールの魅力を満載した作品。
彼女のために作られたような、わたしは見ていませんが、
とにかくベアールベアールベアールであーると云う内容で、
フレンチ風ラブ・コメディだそうです。要チェック!!>自分に


1989 無秩序な少女

ベアールがアイドルの皮を自ら脱ぎ捨て演技力で勝負した作品。
売春とドラッグでボロボロになり刑務所へ入れられたマリーは
受刑者のために開かれる小劇団を見て演技に目覚める。
やがて出所したマリーはかつて堀の中で見た劇団を訪ねる・・
と云った内容。この映画があって、ベアールはフランスを
代表する大物女優へ転身できた。





1989 愛と欲望の果てに/ドレスの下のフランス革命

日本未公開。フランスの長編TVムービー。
全編558分もある壮大なスケールのドラマですが、ベアールは
どこに出ているのでしょう。やはりマリー・アントワネット役?





1989-1999 ドーベルマン・エクスプレス<未>

この作品も謎ですが、97年公開の仏映画「ドーベルマン」の監督
ヤン・クーネンがメイキングと過去の作品を集めて発売したものらしい。
ベアールは短編に出ているのかな・・


1991 深夜カフェのピエール

田舎から大都会へ出てきたが、貧しさのあまり公園で男娼を
している青年ピエールと荒んだ生活を続けてきた売春婦イングリッドの物語。
当時の社会問題を浮き彫りにした作品。


1992 美しき諍い女

ベアールがまたもや世界的に大注目を浴びた作品。
ちょうどヘア問題(見せて良いのか悪いのかで日本中が
大騒ぎになっていた)に火をつけた問題作でもあります。
今から思えばとても情けない”珍”騒動であった。
ベアールは見えるか見えないか!なんてお構いなしほとんど
素っ裸で熱演しています。彼女の体は初期の可愛い体型から
何か逞しくなりすぎていて、ちょっと意外だった。
この作品で演技派女優としてのエマニュエル・ベアールに磨きがかかったと思う。
共演のミシェル・ピコリが無性に羨ましかったなあ・・





1992 愛を弾く女

恋人ダニエル・オートゥイユと共演。
ベアールは才能あるバイオリニストの役(演奏シーン有り!)
バイオリン職人のカミーユは、新進のバイオリニスト、マクシムと
不倫の仲だった。カミーユの同僚で物静かなステファンもマクシムの美しさに
惹かれていた。ある日、マクシムはステファンの視線に気づき・・
大人の三角関係を描いた恋愛劇。


1993 小悪魔とキッス

日本未公開。またもやミシェル・ピコリと共演。
親友を自殺で失い、悲しみの果てに旅立つルーシーという女性を演じています。


1994 愛の地獄

ベアールといえば”愛の”なんたら・・というタイトルが多いですね〜。
この時期はちょっとマンネリ気味だったかも・・
美貌の妻(ベアール)の浮気を恐れる亭主のお話です。





1995 とまどい
失業中の夫に代わって、働きづめの生活を送るネリーは
あるとき、親子ほど年の離れた初老の紳士アルノーから
金銭援助を申し込まれる。アルノーは自分の自伝をタイプする
秘書としてネリーを雇い入れ、ネリーは夫を捨てる。ぽい。
やがてアルノーと微妙な恋愛感情が芽生えた頃、ネリーの前に
若くハンサムな男性ヴァンサンが現れる。


1995 フランスの女
ダニエル・オートゥイユと共演。
第二次世界大戦に揺れるフランス、軍人として赴任した夫の
帰りを待つジャンヌは寂しさのあまり、家主の息子マチアスと恋に落ちる。
夫がありながら、激しい愛を求め愛に生きるジャンヌであった。






1996 フェアリー・テイル
テレビ・ムービー。オムニバスですが、カトリーヌ・ドヌーヴも出ています。
童話「赤ずきん」をアレンジしたミュージカル仕立てのお話にベアール登場。







1996 ミッション・インポッシブル
ベアール、久しぶりのハリウッド大作映画出演。
謎のスパイ組織の一員として出ています。が、ちょっと地味め。
あまり話さないし、印象薄いのが残念でした。


1999 見出された時−「失われた時を求めて」より−

文豪マルセル・プルーストの「失われた時を求めて」より最終話を映画化。
カトリーヌ・ドヌーヴ
エマニュエル・ベアール
ヴァンサン・ペレーズ
ジョン・マルコヴィッチ
マリ=フランス・ピジエ
キアラ・マストロヤンニ
アリエル・ドンバール
エディット・スコブ
エルザ・ジルベルシュタイン
マティルド・セニエ
パスカル・グレゴリー
と超豪華キャストで送る文芸大作。ベアールの役は・・?







1999 ブッシュ・ド・ノエル
ブッシュ・ド・ノエルとはフランスの有名なケーキの名前。
楽しいはずのクリスマス、でも絆の切れかけた家族にとっては憂鬱な一日。
それぞれが悩みを抱え生活している3姉妹と両親。
イブの夜、この家族にクリスマスの祝杯の灯火が・・ぽっ


2001 彼女たちの時間
友だち同士だったナタリーとルイーズは女優を夢見る少女だった。
かつてナタリーは魅力的で誰からも愛される女の子だった。ルイーズは、
そんなナタリーを誇りに思うと同時に妬んでもいた。
あるとき、二人は絶交してしまう。そして10年間の歳月が流れ・・
ナタリーとルイーズは再び顔を合わせる。





2002年 8人の女たち
カトリーヌ・ドヌーヴ/エマニュエル・ベアール/イザベル・ユペール/ファニー・アルダン/
ヴィルジニー・ルドワイヤン/リュディヴィーヌ・サニエ/ダニエル・ダリュー
豪華キャストで送る、ミュージカル仕立てのミステリー劇。
2002年ベルリン国際映画祭では共演女優全員に銀熊賞
(最優秀芸術貢献賞)が授与された!
ベアールはメイドのルイーズを演じる。






2003年 かげろう
1940年、パリに侵攻してきたドイツ軍から逃れるため、
夫を亡くした教師のオディールは子供たちを連れ南部へ疎開を始める。
移動の途中、オディールたちはドイツ軍の爆撃に遭遇。
傷つき倒れていく人たちの中でオディールたちを救ったのは
謎の青年イヴァンだった。