SOFT MACHINE
『BUNDLES』 1975

まず絵本の表紙絵のような温かみのあるジャケットデザインが素晴らしい。
CDだと屁みたいなもんですが、LPレコードのジャケットは部屋の
インテリアとしてもきっと似合うと思います。
ソフト・マシーンはブリティッシュ・ロックのアンダーグラウンドシーンでは
飛び抜けた存在感で日本でもファンの多いバンド。
サイケデリック、ダダイズム的な前衛音楽、ジャズが融合した
独特なサウンドが特徴で活動初期には、当時新人として
注目を集めていたジミ・ヘンドリックスやサイケデリックなステージが
話題を呼んだピンク・フロイドとステージを共にしていました。
ソフト・マシーンのメンバーの多くがカンタベリー出身であったため、後々彼らが参加した
バンドや影響を受けたバンドがカンタベリー・ミュージックと呼ばれるジャンルの
由来となったことでも有名です。

メンバーの相次ぐ脱退そして新たな才能の加入。バンドのサウンドも
アルバム発表毎に変化を続け、
8枚目の本作には、当時若手ギタリストで最も注目されていた
アラン・ホールズワースが参加。ソフト・マシーンは一気にフュージョンの香り匂いづく
バンドへと変貌を遂げます。
古くからのファンはバンドがテクニック至上主義のようなサウンドに変化した
ことに苛立ち距離を置くようになった人も多いそうですが
わたしはこのアルバムがかなり好きです。
変革の嵐となってバンドを飲み込んだホールズワースの驚異的な
ギタープレイは今のような艶っぽい音色ではなく
ソリッドで(ロックしている?)曲間を切り刻み駆け抜ける
フレーズが最高に格好いいし、メンバーのテンションも高く
目を瞑って聴いていると脳内麻薬物質が大量に放出され
とても気持ちが良くなる一枚でもあります。ちょっと危険・・