アンジェリーナ・ジョリーの格好いいアクションやセクシーな肢体に見とれているうちにさっさと終わってしまった。やや強引に進行するストーリーは大ヒットした原作のコンピューター・ゲーム「トゥーム・レイダー」をやりこんだ人ならすんなりと入り込めたかも知れないが、ゲームを知らない人には説明不足の感じもする。脇を固める俳優も没個性で見終った後、記憶に残ってるのはアンジェリーナとジョン・ボイトだけだった(映画で父娘を演じたが、実際に親子)。それでもこの映画は退屈せず面白い。実際にアメリカでは特大ヒットを記録している。この映画の魅力はヒロインのララ・クリフトがそのままゲーム画面から飛び出してきたようなリアルさにあるのだろう。アンジェリーナ・ジョリーは映画を撮影する前の3ヶ月間、過酷なトレーニングを積みまるで豹のような柔軟性と俊敏な動きを見せるアクション・ヒロインの体型に自らを改造していった。ロープを使って宙を舞う華麗なバンジー・バレエやバイクに乗ったままで見せる豪快なアクションなど見せ場となる場面はスタントなしで彼女が演じたそうだ。男でも危険なアクション(撮影中、靱帯を傷つける事故も!)なのに、大変そうな雰囲気をいっさい感じさせず、アンジェリーナの表情が溌剌としているのが素晴らしく良かった。でも彼女の着ているコスチュームってかなり暑苦しそう。ストーリーはよくある冒険活劇そのもので、グランドクロス(太陽系が直列に並ぶ)の日、強大な力を発する古代の秘宝をめぐっての敵味方の争奪戦といったところ。とにかくアンジャリーナの敵役に個性的な俳優がほしかった。着ている衣装も地味な上に顔立ちも地味、アクションもいまひとつキレがないのが辛い。まあ、その分、アンジャリーナ・ジョリーのララ・クラフトが美しく際立って見えるのだけど・・。突っ込みどころ一杯、文句を上げればきりがないこの映画・・だけど、制作の決まったパート2が公開されれば、またアンジェリーナ・ジョリー演じるララ・クラフト見たさに劇場へ足を運ぶことになりそうだ。(アンジェリーナが降りたら考えものだなあ) |