RUMOURS    FLEETWOOD MAC(1977)


    今でも大好きな一枚です(車のCDチェンジャーにもずっと入ってる)。フリートウッド・マックの原点はブルースバンド。初期のアルバム「英吉利の薔薇」はサンタナがカバーした曲「ブラック・マジック・ウーマン」などが収録されていて大ヒットしましたが、私はこの頃の彼らを知りません。嫌いではないんだけど、きっと今まで興味はあるけれど聴く機会がなくて初期の作品たちとはすれ違って来たのだと思います。全米で32週間もチャートの1位に居座ったこの傑作アルバムでは、彼らのブルージーな体質と二人のアメリカ人(リンジー・バッキンガムとスティーヴィー・ニックス)によってもたらされたポップ感覚がうまくブレンドされて収録曲のすべてが彼らの代表曲といっても良いくらいの完成度を誇っています。指先でつま弾かれるリンジー・バッキンガムのギターはアコースティックな小品ではバッキングだけ聴いていても楽しいし、鼻にかかった甘いヴォーカルがとてもユニークなスティーヴィー・ニックス、彼女も優れたソングライターで私の大好きな2曲目の「ドリームス」は彼女のペンによるものです。ちなみにこの曲は私の甥っ子が2才の頃からのフェバリットらしく、いまだに車に乗ると(5才になりました)自分でCDチェンジャーからこの曲を選曲して聴いています(ぜーんぜん関係ない話ですねえ…)。さてさて、フリートウッド・マックの魅力は初期の頃からのメンバーであり、渋く美しい声をしたクリスティ・マクヴィーの唄うバラードにもあります。このアルバムには6曲目に「ソングバード」という素晴らしいバラードが収録されています。この曲は彼女が作曲したもの。シンプルな歌詞、ピアノで弾き語る彼女の悲しげな声を聴いていると涙が出てくるほど素敵な曲です。この曲は皆さんにもぜひとも聴いてほしいですね。