今日の一枚
2007.11.11
「LONG ROAD OUT OF EDEN」
EAGLES
イーグルスの28年ぶりとなるニュー・アルバムはCD2枚組、全21曲というボリュームで発売された。
途中、何度かの合流によるコンサート活動やベスト盤に新曲を提供していた彼らだけど
本格的なフル・アルバムは何と四半世紀以上の時間を待たなければならなかった訳だ。
全体を聴いてみて、1979年発表の「ロング・ラン」から、時の経過を全く感じさせない、
イーグルス以外の何者でもないサウンドを聴かせてくれた。優しく切ないコーラス、
カントリータッチ、どこか醒めた感じ、孤独感を味わっている感じ…、
ジョー・ウォルシュが持ち込んだハードでエッジの効いたギターに
ティモシー・シュミットのハイトーン・ヴォイス。
メンバーのそれぞれが年輪を刻んで、その変化を感じるとしたら、
彼らがゆったりと腰を下ろして、かつてのようにヒット曲を作るために
四苦八苦することもなく、このアルバムを製作したのでは?ということだ。
キラー・ソングはないけれど、アルバムの空気はとても豊饒で
味わい深いものだった。
イーグルスのバーには、79年以降もスピリットを置いていたようだ。
2007.6.16
「Memory Almost Full」
PAUL MCCARTNEY
ポールの新作です。最初聴いたときは…、ポールも
もうあかん!と思ってアルバムの途中でCDプレーヤーを止めた。
かつてあんなに甘かった彼の声は老人のしわがれ声に
変わっていた。低音から高音まで、どこまでも伸びる、彼の
声はもうどこにもないのだった。
昨夜、眠りへの案内役に、思い直して、このアルバムを
もう一度聴いてみることにした。すると…
枕に頬を乗せ、いつもの体勢で、CDプレーヤーの
ヴォリュームをリモコンで下げて…。静かに。
スピーカーから流れ出したポールの曲を聴く。
私の頭の中はいつの間にか、曲のさまざまな
場面にポール・マッカートニーが生きて音楽を
創造してきた、あらゆる時代の音がつぎつぎと
現れた。あの時代この時代、ずっと彼の
音楽を聴いてきた。その音が、まるで挨拶を
するかのように現れては消え、現れては消える。
スターバックスで買ってきたポールのこの新作。
最初、聴いて途中で止めて、
HMVに予約しておいた、デラックス・エディションも
キャンセルした。
だけど、今日、またHMVにアクセスして
デラックス・エディションを予約し直した
何とも半端なポールファンの私なのでした。
1曲目「ダンス・トゥ・ナイト」、キラキラしたギター?バンジョー?の音が
チャキチャキしてていいな。ポールの
下手っぴな口笛もお茶目。
メロディーはいかにもポール節。
2曲目「エヴァー・プレゼント・パスト」、これもなあ、最近のポールらしい、まだ若いですから!
みたいなギターのイントロ。
でも曲は素晴らしい。特に途中のハミングするフレーズは
ポールが好きなのはこういうとこですね。
3曲目「シー・ユア・サンシャイン」、ああ、これも嫌な出だしだなあ。ティルリルティルリル〜♪
うう・・。やだなあ。ムズムズします。
この曲は苦手です。
ポールのベースとコーラスは凝ってて楽しめますね。
4曲目「オンリー・ママ・ノウズ」、悲壮感のあるクラシカルな出だし。これもアルバムに
一曲お約束みたいな曲かな?と思ったら、いきなり
ハードロック調に変身。
そしてそして、途中で聴けるサビ?のフレーズはこれぞ
ポールという感じでとても好き。
ポールってハードロックもやりたいのに、いつまで
経ってもハードになりきれないのが微笑ましい。
5曲目「ユー・テル・ミー」、ああ、一回目に聴いたときは、ここで
CDプレーヤーを止めたんだっけ。
まあ、この曲はあまり好きではありません。
・・が、中盤の短いギターソロの部分の雰囲気はいいな。
6曲目「ミスター・ベラミー」、出だしからかなり好きです。そして、
いきなり流れるピアノの妙な、とても印象的なフレーズが
すばらしい。ポールの歌うメロディラインも、これぞ
ポール・マッカートニーという感じ。
いろんな、ラインが次から次へと登場する。
7曲目「グラティチュード」、ポールのシャウトするバラード。何だか
聴いていて叱られている気分になるなあ。
こういう拳を突き上げるような曲調は歳を取って
からのはあまり好きではないです。
8曲目「ヴィンテージ・クローズ」、これはいかにもポールらしく爽やかで
可愛い曲なんですが、時折ふと見せる
物憂げな感じがまたポールらしいんだなあ。
大好きな曲です!最後あたりで・・え?
次の曲になってました。9曲目「ザット・ワズ・ミー」、
ポールらしいなあ。
ブルージーな香りのする、ポールの
駆け足でスキップしてるベースがとてもいい。
途中のパッパラッパーて個所もポールならでは。
で、気がついたら次の曲になってまして、
10曲目「フィート・イン・ザ・クラウズ」
出だしのギター、ジョン・レノンみたいですね。
後半の別々のフレーズが織りなす妙。
11曲目「ハウス・オブ・ワックス」。かなり好きな曲です。靄のかかった
幻想的な曲調。このギターソロはポール?
何だか自棄糞気味のところが、そう聞こえるけど
ちょっと上手すぎるかな。
それにしても、この曲もいいですねー。ハミングも美しい。
12曲「ジ・エンド・オブ・ジ・エンド」。この曲もいいな。またもや口笛が微笑ましい。
ピアノでコードをつま弾きながら、ふつうに
こんなメロディが湧き出して来るのかな。すごいなあ。
13曲目「ノッド・ユア・ヘッド」。ビートルズ時代の「ワイルド・ハニー・パイ」を
豪華にしたような感じの曲。
私はスターバックスでこのCDを買ったので、残念ながらボーナストラックや
解説はありませんでした。2200円でした。
2005.11.10
『OPEN ARMS 〜GREATEST HITS』

JOURNEY
ジャーニーのベストアルバムです。最近また映画やCMに使われて
流行ってるんですね。ジャーニーといえば、ボーカリストの
スティーヴ・ペリーのルックスと伸びのあるハスキーな声が
印象的でした。70年代末から80年代前半にかけては
ものすごく売れたバンドで、この頃は曲も耳に残るものが
多かったです。特にピアノバラードは時を越え長く聞き継がれる
傑作が揃っていました。このベストアルバムは
代表曲「オープン・アームズ」から始まり、96年再結成までの
アルバムから16曲がチョイスされています。ジャーニーの
ヒット曲を一通り知るには格好のベスト盤。
2004.8.4
RETURN TO FOREVER
Chick Corea
紺碧の海面すれすれを翼を傾けて飛翔するカモメのジャケット。
チック・コリアの名盤「リターン・トゥ・フォーエヴァー」。音楽雑誌を眺めていたら
このアルバムが目に入り、懐かしくなってamazonで検索すると
何と紙ジャケリマスター盤が出ているではありませんか!
価格も1700円だったので迷わず1クリック。
久しぶりに聴くこのアルバムは
フュージョン・ミュージックの先がけ的なサウンドと良くいわれるけれど
1972年当時全盛だったプログレッシヴ・ロックの香りがします。
反復される変拍子のリズムに乗せ、フルートと女声ヴォーカルの
スキャットが絡みつく、チック・コリアの電子ピアノは耳に残る美しい
フレーズを連発しながら、なだらかな水流のように途切ることがない。
私は特に3曲目の爽やかさが好きです。この感じがフュージョンなんだなあ。
フローラ・プリムのヴォーカルが素晴らしい!
2004.3.27
ALICE IN WONDERLAND
David Hazeltine Trio
久しぶりのジャズ・ピアノもの。見ての通りの美しいデザインでほとんどジャケ買いです。
NYを中心に活躍するジャズ・ピアニスト、デビッド・ヘイゼルタインと彼のグループが
ビル・エバンスの遺した名曲の数々を演奏しています。
すごくノリが良くて溌剌としたビル・エバンスだな〜。演奏スタイルはともかく
ピアノの音がとてもクリアで春めいてきた空気に心地良く響くのでした。
2003.7.3
The BOSSA NOVA
夏が来れば聞こえてくる。南米ブラジルの音楽。ボサノヴァ。
「イパネマの娘」「三月の雨」「マシュ・ケ・ナーダ」「おいしい水」など誰もがどこかで耳にしたことのある
有名なボサノヴァ・ミュージックが25曲も収録されている。
ジャケットが可愛いイラストで女性を中心に売れている。
私はナラ・レオンの愁いを帯びた歌声が好きです。このアルバムで知ったのだけど
エリス・レジーナという歌手(どちらも若くして亡くなっている)もチャーミングな声が好きだ。
ボサノヴァとはサンバとジャズが融合した音楽で”新しい才能”・・ニューウェイブみたいな意味かな。
2003.2.25
DANA GLOVER
Testimony
サックスプレイヤーとして数々のセッションに参加した経験を持つ
ダナ・グローヴァーが本格シンガーとしてデビュー。
全11曲オリジナルでどの曲も美しくソウルフルに謳いあげる傑作!
2003.1.24
EDDIE HIGGINS TRIO
DEAR OLD STOCKHOLM
ふぅ・・良いなあ。ジャケットも好きだ。エディ・ヒギンズ・トリオによる
ジャズ・ピアノ、スタンダード・ナンバーを収録。